リツエアクベバ

satomies’s diary

だーーーーー。まいった。

ランボー好きなんだけどね。わたしが好きなランボーってとこをまとめたかったんだけどね。まあいろいろ難しい映画ではあるから多忙にかこつけてほったらかしてたんだけどね。ちょっとほったらかしたくなくなった。

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(実はランボー日曜洋画劇場を30分くらい見ただけでよく知らないので例えが間違っていたらすいません)

間違ってると、思う。つ〜か、(多分)ラストの30分を見ただけで、それをまとめて実際の事件の考察の材料に使って欲しくはないと思う。今回の事件にからめてナイフで誰かがなんか言うと思ったけど、まさか精神科のお医者さんがこんな風にもってくるとは思わなかった。
30分ね。wikiが万能とは言わないけど、wikiぐらい調べようよ。

ランボー/フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本作中において、ランボーに直接殺害された人間はゼロである(間接的には、ヘリコプターからランボーを狙撃しようとした保安官助手が誤って転落、死亡している。また、作内でのティーズルは生死不明である)。暴力的な殺人マシンのごとき評価のあるランボーだが、それは2作目以降の描写によるものであり、思想的にも本作は別物と考えられる。

ランボーシリーズの第一作目、ランボーは最初から戦うわけじゃない。冒頭でランボーベトナム戦争時の友人を訪ねに行く。ランボーが所属していた特殊部隊の自分以外ではたった一人の生き残りのはず、その友人に。でも友人は死んでた、枯れ葉剤によるガンの発症で。落胆するランボー
そして。ランボーは街を目指す、飯食いに。そこで「見た目がなんかうさんくさい」的な理由で保安官に目をつけられ、「送ってやる」と街のはずれに車で連れていかれる。車を下ろされてから、踵を返して街を目指す。それをとがめた保安官に対して反抗的だということで逮捕される。

YouTube-First Blood Jail Escape Scene

これが逮捕されてからの映像。現在なんにもしてない人間に対して、紳士的なんてことはとても言えない対応が続く中で、この映像が開始されてから1分30秒後からたったの10秒。10秒でランボーの背景がほんの少し出てくるわけで。PTSDという言葉が日本であまり一般的に知られていなかった頃に公開された映画のこの映像。
そして4分を過ぎたあたりから警察による虐待が始まる。重要なのは5分を過ぎたあたりから。う〜ん、精神科のお医者さんならこのあたりを無視しないで欲しいとも思う。見てないなら仕方ないか。いや見て欲しい。それでもって、30分程度で実際の事件にからめることをどうなんだと思って欲しい。
この後、ランボーは山に逃げる。追いかけて追いかけて、逮捕ではなく殺そうとしたのは警察。ヘリコプターで追いかけて、執拗に殺そうとする警官。そのヘリコプターに向かってランボーは石を投げ、このランボーを殺そうとした警官は死ぬ。
ランボーと警官との戦い。ランボーは両手をあげて「もうやめよう」って言う。でもそれを聞かないのは保安官。理由は「友人を殺されたから」。

映画『ランボー』で学ぶ初級英語(英語のまぐまぐ!)
最初の流血⇒先に仕掛けた側
They drew first blood, not me.(奴らが先に仕掛けてきたんだ、俺じゃない)

映画のタイトルにもなっているこの「First Blood」という言葉。ベトナム戦争に対してにも投げかけていると言われているわけで。
そして二つのラストシーン。公開版と、試写時に不評により使われなかった「ランボーが死ぬバージョン」。この「ランボーが死ぬバージョン」はYouTubeに上がってまして。

YouTube - Rambo-Alternate Ending

この「ランボーが死ぬバージョン」は。スタローンが次作を考えてたから使わなかったとかとも言われているけれど。わたしはごく単純に言っても「試写で不評」ってのはあるとも思う。わたし個人はこの「死ぬバージョン」は選ばない。理由は単純、大佐を演じるリチャード・クレンナが大根過ぎる。
このシーンでの大佐のリアクションは、アメリカそのものじゃなくちゃならない。ランボーが自分に向けさせた銃をそらすところ、ランボーが死んでからのリアクション、これは全てベトナム戦争に対してのアメリカの視線を象徴しなくちゃならない。そんな重要なシーンでリチャード・クレンナの演技はこの映像を見る限り、お粗末過ぎる。ランボーに泣かせて独白させたバージョンに軍配が上がるのは当然だと思う。
以上、事件の考察にこんな風に簡単にランボーを持って来ちゃイヤだという思いを止められないので、トラックバック送信。
また、好戦的であるとの不評も浴びた「ランボー2」に関しての「好きなところ」はまた後日。好きなとこの象徴でもある「コーのペンダント」のレプリカを購入しようかと思いながら、だらだらと日が過ぎております。無くなる前に手続きしなきゃな、っと。