リツエアクベバ

satomies’s diary

おほしさまの人のとこ、完読

 そのうち書こうと思っていたこと、うたバトンのちょっと後におほしさまの人のところ一気に完読。量が少なかったのであんまり大変じゃなかった。
 ぐわっと思ったのは、まあよくあんなに丁寧にうたバトンに応えてくれたのだなあ、と思ったこと。バトンというものに対しての感覚や、「恋愛中のうた」という設問がトップにくるバトン。こうしたものに対して避けて通りそうな感じがするエントリを読み、わあと思い、またうたバトンのエントリをうれしく思う。時間使っただろうという感じが渡してくれた、たくさん聞けるうたバトンエントリを、あわててはてブに入れる、だってこのエントリとてもいいもの。
 過去エントリには非モテに関してのことがいろいろあって、ふむふむと読む。非モテという言葉で分類されるものは語る人も多く、奥も深そうで、なかなか簡単にはさわれない分野という感じ。
 以前、どこだったか忘れたけど、非モテがドキドキする相手をなんだかんだいろんな人の一言で書かれたところがあって、そこを読むに、自分はそういうキャラの人たちをドキドキにもっていく要素を豊富に持っていたのだな、と思ったのが感想。
 そんなに難しいことでもなく、人との境界線が低く、またよく笑う。人と接点をもつときににこにこにこにこしている、簡単な日常のあいさつでもにこにこにこにこする。いや「する」のではなく「そうなる」という感じ。人との空間的距離、いわゆるパーソナルスペースというものが狭く割と簡単に相手のパーソナルスペースに入り込んでしまうということがよくある、愛想の無い人間の態度に屈せずにコミュニケーションを取ろうとする。人の話を言わんとしようとしていることも含め、よく聞く。
 だからなんだ、と言われても、ガキのときからのキャラなので、そういうことかと思うしかない。あいつ絶対気に入らないなんて思っている相手がいても、その相手を前にしたときに素でうっかりそのことを忘れてしまっていて、またにこにこにこにこしてしまって、ああしまったこれじゃダメじゃん、もう気に入らないなんて思ってたこと自体表面上はナシじゃん、じゃ忘れるしかないじゃんないじゃん、なんて墓穴は山のように存在する。そんな墓穴が山のように存在するから自ずとまた、他者に対しての許容度は大きくなっていく。
 そんなキャラで人生やってきた自分ってのは、非モテという語が出てくるところは考えなしに気に障ることを言うんじゃないかとか思って、そーっと後ずさりをしてしまうことはよくあるわけで。
 でもおほしさまの人の過去エントリの非モテに関してのものは、そのいらだちや一応の到達点含め、興味深く読んだ。このエントリに出てくる「メンタルコスト」というものにもなるほどとも思う。ひどく漠然としたものにどこまでメンタルコストを払うかどうかなんてことは、個人の選択の世界のことだと思う。
 メンタルコストというものをどこに払うか。漠然とした対象群に関して払うものかどうか、ってとこ。もうこれはやりたい人がやればいいわけで、という感じ。そのメンタルコストを払いたくなる出会いなんてのが、メンタルコストを払うモチベーションをかきたてる相手との出会い、なんてことにもなるんだろうとも思う。
 このメンタルコストを払いたくなるモチベーションをかきたてる相手ってのは、いわゆる一目惚れという、まったくもって一方的なところでという場合もあるかもしれないが、ねえねえちょっとちょっときゃ〜いやんもしかもしもしかして?なんていう、脈有り的なとこでぐらぐらってのがなきゃできない場合もあるし、さらにもう少し進展がなければ生まれない場合だってあると思う。
 映画や小説、なんて世界では、この経過ってのがいわゆるお約束的な展開でとても早い。関係の成立がある程度約束されている安定感が、展開を早くするしホントかよ的に進展も早い。でも現実は出会いなんてコトが生まれるまでの時間も入ってくるわけで、まあそんなに簡単なものでもないと思う。比較的それが容易になるのは、対象を広くしたモテさんに許されていることなのかもしれない。
 わたしはBUMPの「プラネタリウム」がとても好きで。好きな女の子の名前をつけた星をつくって、それを自分の空間に広げ、手を伸ばしそしてそこで生まれる精神世界。コレ、いわゆるモテ系男性にできるワザかよ、とも思う。キムタクがこんなことやるか?やらんだろう、いややるなんてこと全くイメージ不可能。またモテ系男性がたった一人の女性を相手に、すっかり非モテ系心理に突き落とされるなんて心理の世界もとても好きだと思う。要するに自分の好みとしては、いわゆる一般的なモテ系男性という類の群はあまりステキとは思わなかったりもすると思う。
 ただ、ちょこっとやだねと思うこと。非モテ系男性というのがたった一人の女性にモテモテになった場合に、他の女がすぐにそれを気づくということ。鼻をぴくぴくさせてアレそうなのそういうもんだったのなになにどれどれと近寄ってくる。ここで簡単に揺れないってことが、一般的にモテるかどうかを越えてちゃんといい男なのかどうなのか、ってとこの分かれ目だと思う。