リツエアクベバ

satomies’s diary

お友だちと新宿

 今日は、久々に会うお友だちと新宿でランチ。いやこれが主目的ではなく、主目的はこのお友だちのお嬢さんの交通事故に関しての法律相談ってヤツ。
 きゃーと騒ぎながら再会を喜ぶ。この前会ったのは、確か4年くらい前だったかな。駅で待ち合わせて、きゃらきゃらとしゃべりながらアポとってある法律事務所へ移動。相談内容は深刻なんだけど、久々の再会に二人でかなりテンション高く、事務所内でもケラケラとなにかっちゃ騒いでいて迷惑だったかも。
 あらかじめ経緯等説明した書類を送ってあったとかで、話の展開はスムーズ。「餅は餅屋」ってのが最大の感想。勝算がお顔に出てましたよ、という感じ。最初にこの弁護士さんに出会ったときから、この件はこの人に、と、どこかで思ってたところはあって。理由は障害に対しての理解と、相手の立場に立とうとする気持ちの強さ。自分の中の隠しダマのように思ってる間に、ご本人との直のパイプができていったことは感謝感謝。紹介という形になって、のこのこといっしょに出向く。
 このお友だち、出会ったのは娘が赤ちゃんの頃。いわゆるダウン症の親の会というヤツで。彼女はこのグループの創立者で地域に名の通る親玉。立場が違う、ってことでいえば赤ん坊の親とは全然立場はちがうんだけど、話、合う、感覚、合う、テンション、合う、ってことでとても仲良しになった。
 途中、わたしんとこの転居もはさんで、また彼女はご主人の急逝で多忙化したために接点は少なくなり、その合間をぬってFAX文通なんてのもよくやってた。HNならぬFAXネームなんてのをお互い持っていて、「ファイティング○○」「ストロング××」と書き記して送り合ってた。ちなみに○○や××には生まれた年の干支が入る。
 出会ったときに、このお友だちのダウン症のお嬢さんは11才だったかな。もう24才になる、秋には25だ、早いな、と思う。赤ちゃんだった娘が中学生なんだから当たり前か。早いな、と思う。ダウン症本人の成長の中で出てくること、きょうだい児の思考、時期としてちょっと先に進んでいる、しかも感覚思考が合うという関係から、得たものは大きいと思う。
 法律相談、というヤツの中で、彼女がこの交通事故の刑事裁判を傍聴したときの「痛み」の話をちょっと出す。ああ、あれは大変だったよね、助けてって、メール送ってきたよね、なんてことをちょっと言う。言いながら、うむっと自分を抑える。助けてっていう直接的な呼びかけに対しては、「おお」と思ってすぐに動くけど、そのときの臨場感、自分の感情ってのはこうやって後になってから出てくる。うむって自分を抑えなきゃ、なんか泣きそうになりそうで、ちょっと困った。
 いや、機は熟したよ、役者も揃った、前へ向かって進もうぜ、という感じ。そんな感じでランチにビール飲んじゃったよ。うまかったです。