時代の流れの中で、新しいものが出現して、時代がそれに対して活用していこうという動きはくり返されてきたことなわけで。当たり前になってしまったものに対して、参入時期、定着期というものを人は忘れていくだけのことだと思う。
昭和40年代なんてものは、こうした「新しいもの」を持つ層と持たざる層なんてものはもっとはっきりと存在したわけで。そこで何もせずに「疎外感を主張する」ということは無かったんじゃないか、と思う。商品を購入する努力、商品を活用していく努力なんてのを積み重ねていったんだと思う。
例えば電子レンジ。発売時には「超」高級品。テレビの料理番組で電子レンジを使ってみせたのは、普及率がどのくらいに達してからだっただろう。
例えばFAX。テレビ番組のアンケート応募や投票等で、FAXでの受付を始めたのは、普及率がどのくらいに達してからだっただろう。