リツエアクベバ

satomies’s diary

誰がどこでどういう風に聞いているものやら…

 3日に買い物にホームセンターに行く。大きな店舗であるこの店に来ると、いつも娘は勝手に行動したがり、店舗の中のどこかに行ってしまう。夫と店内を見ながらコレを買おうだのと言っているときにわたしが言った一言。
「つ〜か、カゴはどこだよ、カゴは」
 これ、つまり「カゴを持った娘はどこに行ったんだよ、どこに」という意味。その前にちょこっと探したのだけれど見つからず、まあまだ散策中なんだろうなとほうっておいたという「流れ」で、アイツはまあしょうがないよなあという意味で夫に言った一言だった。
「つ〜か、カゴはどこだよ、カゴは」
 この一言を発した途端、近くで、といっても2メートルくらい離れた場所で棚の整理をしていた女性の30代くらいの店員さんが、突然跳ねるように立ち上がり「今、カゴをお持ちします」と。
「つ〜か、カゴはどこだよ、カゴは」
「今、カゴをお持ちします」
 いいえちがうんですちがうのちがうんです、と大慌て。
 この帰りに、食料品を仕入れにスーパーへ。娘がなんだか異常なハイテンションでわけのわからんコトを楽しそうにぶつくさと。帰ろうとしながら、「ほら、バカ、行くよ」と声をかける。つい口からコレが出て、周囲を見渡してぎょっとする。さっきのこともあり誰が聞いてるかわからん。自分の子どもに対して「ほらほら」と、軽い気持ちでからかうように口をついて出た「バカ」に対して、誰がどう解釈するかと考えると怖ろしい、なんつったって、この子は知的障害者というヤツなんだから、この子に対して使う一言は身内だけでなく別の意味で第三者だってナーバスだ。ああヤバイヤバイ。親が口が悪いのは外に出るときに本当に危険だ、今年は気をつけようと思う。