リツエアクベバ

satomies’s diary

作業能力検査後アレコレ:その2

下記、娘の作業能力検査に関しての、続き。

4月22日担任との面談

「あのね、進路専任の先生にわたしは『やっていただいた全ての検査項目の達成率に関しては、ものすご〜くひいき目に見たとこで6割。かなり冷静に言って4割5分』って言ったんだけど。コレってこの数値って親バカ入ってる?本当はもっと低かったですか?」
な〜んて聞いたんですが。担任の先生はするっと「あら、ひいき目じゃなくたって6割は当然行ってたと思いますよ」と。
あ?そうか? でも先生は先生で「がんばったねえ」分の欲目は入ってたんではないかと。だからその分差っ引かないと、かもしれないですよ〜、とか。
「あの先生、すごく有名な方なんですよ。とっても。でもおかあさん、全然あがったりしなかったですよねえ」。
作業療法士として、肢体不自由の重度重複の子と関わるときはすご〜く優しいんですよ。でも知的の作業能力検査に関してはコメント厳しくて、ショック受ける保護者もいるって話だったんですけどね」。
だってそんなの、知らんもん。
「でも興味深かったですよね、あの先生の検査中のコメント全て。マジックミラーのこちら側がああいうムードになっていたことを、実際に検査していた先生が全くわかってなくて、その空気読めてなくて、こっちのムードを察知するのに一瞬戸惑ってらっしゃいましたよね」。
あ、それはあったと思います。
「いろんな意味で、あの日のあの検査、私も立ち会わせていただいてよかったと思ってます」。
まあ、うれしい。

4月23日進路専任の先生との立ち話

「検査に立ち会った担任の先生はさらっと『6割』っておっしゃいました。わたし、もしかして冷静に引きすぎたかも」。
な〜んてことを、進路専任の先生に廊下で会ったときに言う。「あら?そうなの?」と言いながら、進路専任の先生は笑いながら新しい話をしてくださる。
「検査後のミーティングがあったわよ」
そう一言いってから、進路専任の先生がくっくくっくと笑う。なんですか?なんだよ、笑ってないで教えてくださいよ。
「くっくっくっく。あのね、『個性的なおかあさんですねえ』って」
…。そこにくるか…。
「褒めてらっしゃったわよ。あなたが言うことはもう全部、『そ〜なんだよ、そうそうその通り!』ってことがたくさんあったって。『あの目の付け所、そこをどんどん明確にわかりやすく即座に言葉に出していけること、そしてあの積極性!』『いいですねえ』って」。
それから先生は。ずっとくっくくっくと笑ってらっしゃる。なんかこいつら、人のことどんな風にネタにして話してたんだ?と、シーンの推測がつく。
そして先生は。この検査官の先生が、『そ〜なんだよ、そうそうその通り!』と言うときに、どんな仕草をしてどんな風に力みながら言ったかってことをポーズで再現してくださった。
そっちの方がネタにしたいわい! くっそ〜、現場ではそんな気配すら見せていなかったくせによ〜〜。大人ってイヤね。
ふーんだ、なんて顔して聞いてたら、「でもね、あのね」と。「先生、ちぃちゃんのこと、とっても褒めてらしたわよ。『あの子はすごい』って。」
どんなにくっくくっくと笑いネタにされようが、そこに行き着くのならばどんなキゲンも簡単に治す。これが要するに親バカってヤツだろ。にこにこ。
進路専任の先生は、お出かけするところだった。わたしが娘の進路先としてもっとも希望する事業所の事業説明会に行かれるんだそうだ。もっとも希望しているという位置づけなんだけれど、ここの事業所はとても入るのが難しく、うちがどんなに希望しても状況は難しいというところ。
「なんとかね、今後入り込めそうなのか、しっかり状況を調査してくるから」ってことだったので。では祈願のおまじないが必要ですな、と、先生の背中に指で「祈願、必勝」と書かせていただく。先生はくすぐったがって「わかった、わかったから」と身をよじって、笑いながら出かけていかれましたとさ。