リツエアクベバ

satomies’s diary

朝ご飯

 朝食は、わたしはご飯がいいんです、しかし生家はパン食でした。まあ母は母の都合があり家族の都合や好みなんてものもあったんでしょう、わたしは基本的に出されたものを文句を言わずおいしくたいらげる子でありました。
 結婚して、自分が朝食を作るようになって「さあご飯で朝ご飯」と思っていたんですが、最初は合わせてくれていた夫ですが、実は朝はパン食を好むということがわかって、そのままパン食になりました。
 子どもが生まれ、ダウン症の子どもは小さいときはパンをなかなか食べたがらない子が多いです、咀嚼が上手になることに時間がかかる、パンの咀嚼はご飯の咀嚼より唾液が足らなくなるようで、パンを嫌がる幼児期というケースが多いようです。これは成長と共に緩和されていくようです。と、いうことで子どもといっしょにご飯で朝ご飯。
 と、思っていたら、二番目の子は異様にパン好きな幼児でした、この子は幼児期はオヤツにもパン食ってました。おかげでこの子が幼児期に、ヤマザキの白い皿はずいぶんゲットしました。
 なんだかんだと続いて、ずいぶん長いこと、朝はパン食だったと思う。しかし数ヶ月前に二番目の子に宣言されました「朝はご飯が食べたい」。
 おお、よしそうかそうか、朝はご飯だよな。ということで、毎朝台所からはダシの香が漂うようになりました、ネギをとんとんとん、ああニッポンの朝ご飯ですなあ。
 これが続いてきますと、ふとパンが食いたくなる、ああパン、パンが食べたい、パンが恋しい。ガキ共が学校に行ってる間は、わーいパン食べようパン食べようと、昼にパン食ってました。
 ところが。冬休みに入りました、ヤツらは昼間いるわけです。朝はご飯だ、そしてヤツらは昼には麺類を要求してくる。そうかそうか、作ってやるぞ、でもわたしはパン食いたいからパン食うんだ。
 といいつつも、麺類出せばやっぱり台所はダシの香が漂う。実はわたしはダシが好きだ、ダシ汁が好きだ、みそ汁が好きだ、麺類のつゆが好きだ。香だけかいで素通りということは耐えられず、パン食うはずだったのに気がつけば麺をすすっている、おかしい、こんなはずじゃない。
 おとといパン買ったんです、しかしこのパン、いまだに封を切ってないんです、なぜか夫もご飯を朝食べるようになってこのパンを食わない。わたしは毎日食いたい食いたいと思いながら、みそ汁に負ける。みそ汁にパンなんてことをやってやれないことはないんだが、みそ汁を前にするとどうしてもご飯だ。
 明日は絶対にダシの香に負けないつもりです、だってだって、あさってには雑煮だぞ。