リツエアクベバ

satomies’s diary

バーレッスン

ちょっとしたことでお世話になった方に、お礼の言葉をしたためたお手紙を書いた。
近くのポストに出しに行くのに、階段を上がる。車が通れないところ、歩行者が階段を使って移動する場所。

ご婦人が、その階段の鉄の手すりでバーレッスンをしていた。パンツスタイルにコートという服装で。70代くらいかな。
片足をバーに乗せて、前屈、後屈、片足を後ろに上げてキープ、とか。ああ、バレエのバーレッスンだなと思った。
動きが美しくてみとれてしまった。

「バーレッスンですね、すてきですね」

そう言って、ご婦人のそばを通ってポストに行った。戻ってきたら、ご婦人は帰られるところだった。

少しお話しした。バレエのレッスンにずっと通われていて、コロナ禍で一時期行けなくなり。セルフでずっと体を維持されてきたのだそうだ。レッスンは再開したのだが、コロナ禍前より体が柔らかくなったのだそうだ。

わたしもセルフで家で運動をする。でも先生がいるわけではないから、「自分の体をまっすぐにキープした立ち姿が正しいか不安があるんだ」と言った。

そうしたら、見て確認してくださった。大丈夫、正しくキープできている。「まっすぐなつもりでいるまちがった姿勢」がどういうことなのか、わかっているからそこに陥らない。とのことで。わーい!

「せんせい!ありがとうございました!」

とお礼を言ってお別れした。楽しかった。
ちなみに「まっすぐなつもりでいるまちがった姿勢」は、胸を張って出っ尻になるやつです。