リツエアクベバ

satomies’s diary

息子帰る

息子を送っていき、そのまま公園散歩に行く。
なんだかすごい写真が撮れた。

うちから車で出てすぐ、息子が眠り始めた。タクシーか。夫に息子がとっとと寝たと言う。この子、今日も昼近くまで寝ていて。夜中ずっと起きてるのかしらと。

息子のマンション近くで起こす。起こされて起きたから眠っていたのは確かだとは思うのだけれど。息子が話し出す。昨夜あまり眠れなかった。

後部座席でわたしと息子は並んで座っていたのだけれど。「昨夜、あまり眠れなかった」と話す息子の顔をじっと見ながらわたしは黙っていて。その様子に息子が「なに?」と聞く。

「なに?」と聞く息子に「睡眠の質と向上にヤクルト1000」「同じような効果で安いのピルクルラクルケア」と、お経のように答える。「スーパーでさ、買えば?」

うちの冷蔵庫で「これなに?」と、ピルクルラクルケアを見て息子が言った。睡眠の質と向上の効果の廉価商品だとわたしは説明した。
わたしは年を取ったのだよ、朝方目覚めたりするようになった。これを飲むようになって「睡眠の質が向上」されて、起きないもしくは二度寝が可能になったんだよ。

そんな話をした前提に、お経のようにピルクルラクルケアと唱えたのだけれど。

あらかた荷物をもっていっても、息子の部屋は家具も何もかもそのままで。この子は「自分の部屋に戻る」だけなのだけれど。タンスには自分の下着と部屋着があり、それを着るだけなのだけれど。

でもこの子にとってはうちはもう「泊まる家」なのだなあと思った。わたしにとっての母の家がそうであるように。昨夜眠れなかったというのがたまたまだとしてもね。

息子をおろし、公園散歩に行き、買い物をして帰宅。ゆっくりと夕飯。
もう調味料の賞味期限をあれこれ言われることもなく、柔軟剤がどうだのとも言われず、めんどくさいことを言うやつがいなくなり。うちはうちで3人で平和な日常。