リツエアクベバ

satomies’s diary

夏本番

関東は昨日、梅雨明け。
今日は、来ました!夏本番という感じの空になった。

雨ばかりの頃は、すぐに洗濯物が乾く時期が恋しいなと思っていたが。
まー、こう暑いといやになりますな。

23年前にこの地で住み始めたときは、夏の間エアコンをつける日は8月の二週間あるかないかくらいだった。
裏の山が切り崩されて大きなマンションが建ち、大きな庭付きのお宅が売りに出されてマンションになったり、何軒もの家になったり。
周囲からどんどん土と緑が消えて、田舎くさい景色が消えた。
地球は暑くなり、この地も暑くなった。

やれやれだ。
土地の今昔を語れるばーさんになってきた。

そういえば。
地域の子ども会の役員の頃、よく町内会のじいさんたちと話す機会があった。
その昔、この地の神社で村の若者がお芝居をやっていたのだそうだ。それがおもしろいと評判で、けっこう遠くから人が見に来たのだそうだ。
「あんたんちのおとうさんも、いっしょにやってたんだよ」。

へーと思って、夫の実家でこの話をした。ああ、まだ姑は生きていたな。あと、義姉もいた。

「おとうさん、お宮でみんなでお芝居やっていたんだって?」

舅は黙って返事をしないし、家族全員初耳で驚くし。なんかやっちまった感、だった。
たくさん聞いた話を、全部しまいこんだ。楽しそうな話だったんだけれど、舅は気が進まなかったことなのかどうなのか、真相はわからない。
でも、その話自体はおもしろかった。
その話をしてくれたじいさんも、もう死んでしまった。

あれも夏だったな。