リツエアクベバ

satomies’s diary

息子訪問

月曜日に家を出た息子が「訪問」。このタイミングで取りに来るものと返すものがあったため。
独立と言って出たら、そう簡単にずるずる来ちゃいけないみたいな気負いがある様子。なんか、らしくておもしろい。が、そんなことは本人には言わない。

父親に「先週言えなかったんですが」と切り出して、「お世話になりました」と言う。

元々声がでかくてうるさいのだが。ぎゃーぎゃーと近況を話す。真面目に3食、栄養に気をつけて食べていると。洗濯の話とか、台所の話とか。いろいろ生活が新鮮なんだろう。

うちにあるキッチングッズの、タオルかけやら布巾かけやら。同じようなものを買ったのを渡す。「ああこれ、欲しかったんだ」と喜ぶ。

息子が家でぎゃーぎゃーと話す様を見て、娘がにこにこする。夫は息子の話を聞きながら、iPadの地図で「息子の住む街」を眺める。

送り出していなくなった息子の「現在」を見て、家族の中の喪失感が癒された感じがする。