リツエアクベバ

satomies’s diary

一人称

在宅ワークの息子に見せられたチェックシートの項目に「一人称で仕事ができるか」という文章があり。息子が意味がわからんと言う。母も意味がわからん。

しかし堂々と出してきてる表現だから、まちがいということではないんだろうと。ここはGoogle先生の出番なわけで。

ほう。辞書的な説明ができるサイトは見つけられなかったが、どうやらそこそこ使われている表現なのかということはわかった。しかし、「なに?この表現の意味は」みたいな個人の文章も出てくる。発言小町も出てくるし、知恵袋も出てくる。市民権も非常に中途半端だ。

どうやら「一人称視点で」ということから、「自分の思考で自分で責任をもって」的なとこを指しているらしい。上司からすると「わからないことは聞いて」と言いつつ、「そんなことでいちいち聞いてくんじゃねー、少しはテメーの頭で考えろ」的なラインをクリアできるか、ってことのようだとわたしは解釈した。
まあ、使われている業界なりの具体的な共通理解の線も存在しているようだ。

夫にこんな言い方を聞いたことがあるかと聞くと、言われたことも聞いたこともないと言う。

夫が「そんな間違った日本語を、さも気の利いたことのように言うのはおかしい」と言う。まあまあまあ。基本、言語というものは多数決で決まる。そんな言い方をする人がいるということは、どうやらわたしたちより後の世代が言い始めたことかもしれないね。なんてことを思う。たぶん、こんな言い方が必要になるシチュエーションとか、そんなことだろう。言葉は生き物でナマモノだよなと思う。