リツエアクベバ

satomies’s diary

電車の中で「しろ?!」と聞かれた

 今日、所用で外出。その電車の中で。
 同伴者となんだかんだ話してた。昨日のドラマ「だいすき!!」の話で、知的障害者の演技の「ガキっぽさ」の演出みたいなとことか。中軽度でちょっと普通に見えるけど、みたいな感じの人は多いけれど、ホントにそういう風にやったら知的障害者じゃないみたいで、アレはアレでわかりやすいんだろうね、みたいなこと。でも映画「学校II」の吉岡秀隆はわざとらしくなくて、でもちゃんと知的障害者だったのは脚本によるとこかなあ、とか。
 そんな会話してたら、ひとり分くらいの空間をへだててわたしの隣に座っていた男性が、わたしに向かって突然何か叫ぶので連れといっしょに思わずそっちを見る。
 20代後半くらいの男性。鼻の穴にティッシュを詰め込んでいて、詰め込んだ外側は開き気味。つまり鼻からティッシュの花が咲いてる状態。そのままわたしに向かってもう一度叫ぶ、「しろ?!」。
 なにがしろなんだろうと思うけれどわからず。いやその鼻の穴から咲いてる花は確かに白いぞ。なんてことを思うけれど、ごく普通にスルー。
 こういうときの対応、まあそれぞれご意見はあるだろうけれど。成人した男性が電車内で女性に向かって何か叫べば、それはおかしい。そして怖がられることも多いと思う。だから応えちゃいけないと思う。「なあに?」とか優しく聞き直すということはできるけれど、それをやってしまったら、この男性はこうした行動をとり続けるだろうしそれを怖がる人もいるだろうと思う。
 と、いうことで、わたしは。こうした奇異な行動は奇異な行動として対応しなきゃいけないんではないか、と思う。だからスルー。まあいい人的快感は逃すけれどね。彼はその後、おとなしく座っていて。それからどこかの駅で降りていきました。
 電車を降りてから、連れと「何が『しろ』だったんだろう」とか言いながら。それと昨日の「だいすき!!」は、やっぱりアレでよかったんだね、とか。だって香里奈の演じるガキっぽさと「しろ青年」の様子がちょっと似てたから。ああやっぱわたしたちは重度最重度ばっかり知ってるんだろうね、中軽度は普通に見えるじゃんみたいなとこが強いかもしれないねえ、とかって結論。