リツエアクベバ

satomies’s diary

「差別」とその周辺

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「差別」とその周辺/ 明日は明日の風が吹く
 息子さんは今の年齢において、親を大事にしようという気持ち、悪い事をしたら怒られるのだという理解、そういった事をしっかり自分の中に持っていて、だからこそそれをその「被害者」である筈の母親に、「加害者」への怒りをぶつけようとした自分を止められたからこそ、「裏切られた」ような気持ちになったんだと思う。

 「親を大事にしようという気持ち」、いや、もちろんソレもあったとは思うのだが、でもニュアンス的にちょっと違うとこあるかもしれない。あの、「マザコン色が強い頃」です、この出来事、確か1年生か2年生の頃だったと思うんですが。
「親を大事にしよう」→ と、いうよりは ↓
「オレの女の、オレの好きな長い髪に何をする!」→ ○ のような…。
 つまり、コレ、「オレの髪の毛」ってことでもあったんですよね。だいたいわたしの髪の毛ってのは「お願い、切らないで」という、甘いトークにほだされ続けて、まあ長い、と。「加害」ととるエネルギーは、ここにヒミツがあったようにも思うんですよ。
 ちなみにこのマザコン色は、5年生のときに初恋を知って消えました。「髪の毛切ってもいい?」と聞いたら、以前はちゃらら〜んとBGMでもつけたくなるような顔をして、懇願で「切らないで」と言われたのが、初恋を知ってからがらっと様変わり。「好きにすれば」。成長を感じるポイントってヤツですわ、コレ。初恋は続いてますよ、カモ扱いで伝説ポケモンを次々と巻き上げられようが、軽く無視されようが、「見つめているだけでしあわせ」らしいですよ。同級生には極秘事項になっていますが、イトコたちになんだかんだと話しまくるので母にはバレまくり。先日の姑の葬儀時期には、このイトコたちの前を偶然彼女が通りかかる、なんてことがあって、まあ大騒ぎなんてこともありました。今年はクラスも変わっちまったし、機会激減でいい加減片思いに見切りをつけるかもしれませんが。
 でも、こうしたマザコン色ってのが一時強烈にあったからこそ、「男の子が母親に対してプライドというものを持つ」ということを理解するようになったとこはありますね。女親に踏み込まれたくない男のプライドを持つ、というような。これは今後、色々な形で様変わりしていくんでしょう。この辺は、男の子に対しての父親の役割、ってとこにも関わっていくと思います。

すぐに通らなくても…/特殊学級担任→養護学校教諭の“ここだけの話”
月曜日から教室で一緒に生活する子どもたちは、まさに“こちらの要求が通らない”子どもたち。だからこそ、ここに描かれている情景を胸に刻んで接していきたいと思いました。

 そ、そ、そ〜〜なんだよ、霞先生。“こちらの要求が通らない”ことに対して、いつしか屈していってしまいそうになる。でも、力においての強制はきかないし、問題も起きる。その根比べのような中で、「通常の当たり前の感覚」からどこまで距離を置かずにいられるか。って、そこがポイントになっていくような気がしますね。
 現実問題として、感情に引きずられる家庭、ってものがありますから、この辺は、教育現場で「科学的な視点」なんてものを持つことは必要になってくると思う。望ましい行動の「強化」という文章がすぐに続けて追記されていくこと、大きな歓迎を持って受け取りました、今後に期待。