リツエアクベバ

satomies’s diary

昔のドラマから

コロナに影響を受けたものは多いが、テレビドラマの復刻のあれこれは多かった。

Twitterで「愛していると言ってくれ」がトレンドになってた。テレビをつけたらこのドラマが出てきて、息子が「これ、なに?」と聞いた。「あの男の人がとにかく美しくて、それにきゃーきゃー言うドラマだ」と答えた。そこにいる男性はキムタクでも松潤でもそれらしくもないので、あんまり納得できなかったらしい。いやあのトヨエツの色気はマジヤバいぜ。

Twitterの「愛していると言ってくれ」のハッシュタグは、トヨエツの写真や動画がいっぱい上がってた。いやもう、ほんと、あのトヨエツは素敵すぎる。

ドラマ自体は。わたしはちょっと、あれ、ダメだ。ダメの理由を言いまくった昔の日記を出してくる。そうそうそうそう。そうなんだよ。

satomies.hatenadiary.com

土曜日に見た王様のブランチで、トヨエツが演じている男性と母親の別れのシーンを紹介していて。ほんの数分で泣きそうになった。あのドラマのトヨエツは、ほんとうにほんとうに素晴らしい。

ラーメン屋さん

コロナウイルスは消えないが、自衛しながら生活していく」

これが娘には理解しにくいということがわかったので、今日はそれを解決する外出をすることにした。

マスクをする生活と、今までしなかった「外食」。ラーメンはわたしが食べたかったのと、長居しなくていいこと。

ジーンズメイトの「接触冷感マスク」は、新聞の折り込みチラシにあった。オンラインストアでも購入可能だったが、直接見に行こうということに。
近場のショップに電話して在庫を聞くと「充分ある」ということだった。
今日の夜にはオンラインストアはソールドアウトになっていたので買いに行けてよかった。ずっと通勤の夫に、少しでも快適を渡せたらいいなと思う。
ずっと在宅ワークの息子は、なんか気に入ったみたいだ。

接触冷感マスク」は白黒グレーしかなく、かわいくなかったので、娘にカラーのウレタンマスクを買う。すぐ使わせてみたら微妙にゆるかった。残念。

久々の外食で娘にかわいいTシャツを着せていき。うわ、ラーメンだった。油染みついたらいやだなあと思っていたら。わたしが。箸でつかんだ味玉をスープに落として自分が油染みをつけることに。情けないぜ。

娘はなんとなく理解したようで、ミッションクリア。

【ご購入は2点以上から】接触冷感マスク(チャコールグレー)1枚入 - ジーンズメイト公式通販

ウィズ コロナ

娘が「あぶない」と言う。何が?と思っていると「いーるす」と言う。
(「いーるす」ってなんだ?)と思いながら、曖昧に微笑んでわかったようなフリをするわたしに、真剣な顔で「いーるす」と繰り返す。それからまた「あぶない」と言う。

ああ、そういうことかと。わたしは休んでいた通所の復活の話をしていた。娘に次の火曜日には事業所に行くんだよ、と。それを聞いて喜んだ娘のその喜んだ顔をまた見たくて、わたしは娘に通所の話をしていたんだ。

それに対して娘は真剣な顔で「あぶない」「コロナ」「いーるす」と言う。「いーるす」とは「ウイルス」のことだ。

なんだよ、「ウィズ コロナ」って。
なんだよ、「新しい生活」って。
わかりにくいよ、うちの娘のような知的障害ある人間には。
なんだよ、そんなことも気づかなかったのかよ、わたしは。

テレビはコロナコロナと言い続ける。
みんな神妙な顔で「コロナ」と言う。
店のレジのビラビラもそのままだし、出かける時はマスク必須だ。
娘に見える世界は何も変わっていない。

「あぶないからおうち」から「また通所が始まる」になる理由も基準も、娘には理解は難しいだろう。わかったような気でいるわたしたちだって、全ては手さぐりみたいなものなんだから。

「おかあさんと職員さんがあなたを守る」

わたしが娘に渡してあげられる情報はこれだ。

コロナウイルスは終わってない」
「おかあさんと職員さんがあなたを守る」

娘、理解したもよう。とりあえずほっとする。
「だからいってもいいんだよ」
娘、笑顔でうなづく。とりあえずほっとする。

留守番

娘に留守番ばかりさせる日だった。

午前中に歯医者、午後は義妹が外出の用事があり、要介護の舅のところへ。

朝、娘に説明する。タイムテーブルを娘にわかりやすいように一枚の紙に書いていく。事業所の作業をするかと聞くと、いやだぬり絵をするんだと答える。

白黒の絵にせっせと色をつけていく娘のために、テレビをつける。ケーブルテレビでエムオン。ひたすらミュージックビデオを流し続けてくれる。

タイムテーブルのラストは3時だった。約束どおりにはならず、3時半に帰宅。それから娘のために娘を連れて買い物に出る。買ったのはぬり絵。今日は一日ありがとう。

MUSIC ON! TV(エムオン!)- アーティスト特番やライブ、最新ミュージックビデオ、MV特集などをオンエアする音楽チャンネル

お中元

カタログをめくりながら義妹が聞く「お中元何がいい?」。わたしの母に舅から贈るお中元のこと。

わたしが結婚する時に。いわゆる両家顔合わせというか、初めて双方の両親が会ったときに舅が言った「お中元やお歳暮はなしにしましょう」。うちの両親は子どもを結婚させるのがこの時初めてだったから、そうですかそれではそれでみたいに特になんの感想もなく。面倒なことを先に言ってもらってよかった的にまんま素直に受け止めていたんだけど。しかし先方からは来るんだな、お中元やお歳暮が。あれはなんだったんだ。というのが、わたし実家側からの謎。

舅姑夫婦は家長制絶対文化だったから、舅の言うことに姑はそのまま。わたしはこの謎を謎のまま30余年か。

ねえ。と義妹に聞く。あのさ、わたしんち側からの謎なんだけど。おとうさん、こんなふうに言ったんだよ。「そのときに何を思いついて何を言ったかわからないけど、うちのおとうさんがこういうことをやめるわけがない」。介護される生活になっても儀礼的なことはとても気にかかるらしい。

とりあえず。こっちのうちはこれね、こっちのうちはこれ。とかカタログを眺める。外出が難しいのでわたしがネットで発注する。

ラスト訪問日

火曜日は、娘の事業所の在宅支援のひとつである「訪問」日。四月から続いたこの訪問も今日がラスト。

二週間のスパンで今後を決めているこの事業所、先々週に「二週間後の少し拡大」を決めた。今までは「基本は在宅要請、希望により最大週2回まで通所可能だった。先々週の金曜日に「基本は在宅要請」がなくなった。6月の第4週から週二回通所することになった。「完全自粛者」ではなくなるので、訪問は今日で終わり。

「ご本人に通所復帰を伝えていますか」の質問に対して「まだ」と答える。決まったのが2週前だからわかりにくいと思って。わかりやすいタイミングにしようと思って。

言いながら、ああそうか、と思う。今日で訪問は最後、次の火曜日は通所する、この説明はわかりやすい。

ということで職員さんの前で娘にそう説明する。職員さんが「待ってるから」と娘に言う。

最初、ぽかんとしていた。よくわからないみたいだった。だんだんぱあっと表情が変わっていった。それから今日はずっと、うるさくない程度にテンションが高い。

帰る職員さんと玄関で話す。今まで娘に通所復帰の話をしていなくてよかった。娘が聞いて、理解していく様をいっしょに見られてよかった。ふたりでうんうんうん、ねーねーねーと共感を交わす。

この職員さんだけでなく、娘が関わってもらっている職員さんはいろんな意味でカンがいい。話していて楽しい。
そういう意味でも週一回、このコロナ禍が起きて思うこと感じることなど話していたのは楽しかった。非日常に何を感じるか、何を拾うか。そういう視点で相互に発見を見せ合える人間関係はそうそう当たり前にどこでも出会えるものでもないと思う。

急に夏

雨が上がったら一気に暑い。夏がくるんだな。コロナコロナでため息ついて家ごもりしている間に、月日ばかりがどんどん進む。

義妹から頼まれた買い物でホームセンターへ。エアコンの室外機の日差し避けのカバー、押入れの湿気取り。季節に向かい合う品々。

しかし暑いよね。ホントにこんな時期にオリンピックやろうと思ってたんだよねと、今さらながら不思議に思う。

まあ来年やるらしいが。パラリンピックを予定している国で、障害者トイレでのスキャンダルとか恥ずかしい。
このスキャンダルで、「多目的トイレ」の安易な利用が減ればいいなと思う。