リツエアクベバ

satomies’s diary

シンガー

昨日帰る時に、駅で男の子が歌を歌っていた。ストリートライブ。遠くから聞いたことがある歌が聞こえてきたな、と。ああ、カバーなのか。そのまま通り道だったので、なんとなく近づいた。時間あったし。

男の子が二人、楽器をもつわけではなく、タブレットを置いてスピーカーで音楽を流して。そんな環境でマイクを持って歌っていた。お客はわたしを含めて3人。先客のふたりの女の子は両脇にいて、ずっとスマホを見ていた。なんで歌を歌っている男の子の前で、じっとスマホばかり見ているんだろうと思った。なるほど、彼女たちは動画を撮っていた。

男の子たちは歌いながら、自己紹介をした。「名刺もあるんです」「ライブハウスでライブやるからチケットを買って欲しい」とか言ってた。そしてなんだかケースを取り出して、まっすぐわたしのところにきて、インスタだのTikTokだののアドレスが入ったきれいなカードを取り出して渡してくれた。動画を撮っている女の子たちのところには行かなかった。ああ、知ってる客だかひとだかなのかと思った。

男の子たちは正直、たいしておもしろくもなかった。歌はうまく、声の伸びがきれいな箇所はあった。もういいやと思ったけれど、たったひとりの新客に「オリジナルをやります、一曲だけでも聞いてください」と言うので、それなら一曲通して聞くのもなんか人の道のように思って聞いた。

ケミストリーっぽい、ほらいい感動的なフレーズのいい歌詞なんだぞおという感じで歌いあげてきた。この声の部分、いいだろう?という感じの箇所がいくつかあって。それ以外覚えていない。一曲聴いて筋は通したので、踵を返すという感じでその場を後にした。
上手なんだけどね。よくわからない。要するにお歌が上手い以上のものが残らなかった。

今日、高橋優の新しいアルバムが出た。Spotifyで聴いていて。いろいろよかったんだけど、この曲にぶっ飛んで。いわゆるヘビロテした。なんかもうすごい。

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