BUMPのライブに行ったと言うと、自分よりずっとずっと若い人に「天体観測とかやった?」と聞かれる。やったけど、この質問がカビ臭くて悲しい。これはな、自分よりずっとずっと若い人もオッさんになってきてるからだよ。要は自分が年寄り。
— satomies (@satomies) 2019年11月5日
ここに出てくる「わたしよりずっと若い人」とは別の人で。
音楽関連の障害者余暇支援に関わってくれてたギターを弾く若いシンガーの男の子が、わたしがBUMPが好きだと知ってばばばとなんか軽々とギターを奏でながら天体観測を歌ってくれたんだが。いやその男の子は声がとても魅力的だし歌うまいし性格いいし、いいんだけど。
天体観測ってなんなん?
とは思う。それ2001年だし。でも売上っていうのはそういうことなんだろう。
いい曲ではあるが。あんなにタイアップいっぱいあって、でも一般的には天体観測になるのかと思うと、なんか納得がいかない。
94年生まれの息子が中学に入って初めての運動会では、生徒たちが選んでかけた音楽がBUMPだらけだった。2007年の春くらいだったか。この頃周囲の親たちの大半が、そのかかってる曲自体を全く知らなかった。興奮するわたしに「ばんぷ?だれ?それ」と言いながら「それよりさ」とかーちゃん話題に引きずり込んだ。天体観測を通ってない層、ということになるかもしれない。
天体観測を通ってない層は、そのうちじわじわと「ばんぷ?なにそれ」的な人がいなくなっていく。なんの曲がきっかけなのかは特に聞いたことはないように思う。印象としては「花の名」あたりからのような気がする。
天体観測を通ってない層は、今、「ねえこれ」と天体観測のyoutubeを見せても特に反応もしない。周囲の年齢層としてそんなところに慣れているから、今さら天体観測がどうのと言われるとびっくりする。世代なんだろうな。
BUMPのライブは参加者の年齢層が幅広い。印象として一番多いのは30代くらいのように思うが、10代もたくさんいる。この層にとっては天体観測は「ライブでいつも出てくる曲」くらいの感覚かもな、とは思う。
ちなみにわたしがBUMPを知ってはまっていったのは、FLASHがきっかけなので。天体観測ではなく、ラフメイカーとかダンデライオンとかKとかですね。