リツエアクベバ

satomies’s diary

タクシーの運転手さん

タクシーの運転手さんが、「あれ?」と言った。乗せたことがあるよね、と。

うちは駅から徒歩でけっこうある。バス停が近くにはあるが、バスはぐるっと回るので歩くのとあまり時間が変わらない。日常は徒歩中心だが時折タクシーは使う。

「おじいちゃんを乗せた、通院だとかで」

舅の通院で、わたしが送ることもあったが。迎車でタクシーを呼ぶことは多かったと思う。

「2020年に亡くなりました」というと、そうでしたか、と。

病院や薬局、行きつけの床屋。わざわざ挨拶にも行かないが。高齢の方の姿が見えなくなると、もう逝かれたかと思うこともあるのだろうと。

ただ、覚えていてくださる人はいるのだなあと思った。