リツエアクベバ

satomies’s diary

枇杷の木

夫が今日「向こうの家の枇杷の木を切ってくる」と言って、実家に行った。

夫の実家の前の畑の、その隅に大きな枇杷の木があった。手入れも何もしていなかったので、どんどん伸びた大きな木だった。何メートルくらいあるんだろう、大きな大きな木で。びっしり実をつけても、高いところは取りきれなかった。種ばかりの実の種を根気よく取り除き、よくジャムを作った。おととしくらいから急にタイワンリスが急増して、全部食べられてしまっていたのだけれど。大きな木にびっしりとオレンジ色の実がなっているのはきれいだった。

夫が切った枇杷の木を見に行った。無惨な姿で泣きそうになった。

義妹が「仕方ないんだよ」と言った。夫が手を入れる以前に、そもそももう前の姿ではなかった。太い枝が何本も折れ、倒れかかっていた。その、折れた枝が危なくなってるから夫が切った。切ったら枝も葉も無くなって無惨になった。

二度の台風で、特に二度目の台風が致命傷になった。「今年の台風は、本当に大変だったんだね」としみじみと言い合った。

夫の実家を見下ろすような位置に、上の道から降りてくる階段がある。4月の中旬頃は、この階段の中腹くらいに「咲き始めた花桃と、咲き終わりの山桜」を一緒に写真に撮れる位置がある。このアングルはとても美しい。よく写真を撮っている人を見かけたりした。

花桃の枝は半分は折れた。その位置から見える隣の敷地の山桜は壊滅的だ。枇杷の木は幹と枝だけになった。

次の春はどんな景色になるんだろう。花桃は半分の枝は残った。枇杷は木は生きていると夫は言う。みんながんばれ、それぞれの再生を信じたい。