リツエアクベバ

satomies’s diary

靴下

風邪をひきましてな。熱は出てないがヤバ目なので風呂上がりに靴下履いた。
残業後の遅い夕食坊やに飯の段取り指示したら寝ようと待機。

23とか24とかの頃。仕事中に寒気がしたので、帰路薬局に寄って風邪薬を買った。その時、なんでそんなことになったか、薬剤師に「どうしても今夜、髪を洗いたい」とごねた。

昭和だ。なぜあの時代は、体調崩した時の風呂についてあんなに熱心に是非があったんだろう。平成は「入りたきゃ入る体力あるんだから、入れば?」の一択だと思う。

寒気がすると言って風邪薬を買うねーちゃんに、薬剤師のおっさんは「風呂ノー」「洗髪ノー」と言う。ただし、と。
そんなに風呂入って髪洗いたいなら、いいことを教えよう。いいか、ねーちゃん。風呂出たらまっ先に靴下を履け。髪洗いたいなら、出たらすぐ乾かせ。首を冷やすな。

ここで若かりしわたしは、おっさんに聞くんだ。
「お風呂を出たらまっさきに、って、ぱんつの前に?」

ここでおっさんは、真面目に答えたんだ。
「お風呂を出たらまっさきに、ぱんつの前に」
「先端を温めることで、熱を逃がさない」

その日わたしは、言われたままに、まっさきに靴下を履いたんだ。そして感動した。暖かい。
その日はホントにぱんつの前に靴下を履いた。でもねえ。ぱんつが先でもいいと思うよ。今日はぱんつの後よ。

坊やは飯食ってる。風呂上がりにホット梅酒飲んだ。うまい。おやすみ。