リツエアクベバ

satomies’s diary

コメントから 

2/19日更新分「名言」
普段感じていたことはこれか、と思い当たった2番目。特にツボです。なんだかすっきりしました。(naonaoさんのコメントより)

 娘が保育園時代、就学前の障害児の通園施設に個別指導に通っていたときのこと、その日は見学という形でわたしといっしょに担当の保育士さんも、個別指導に向かいました。
 個別指導が終わり、娘は保育士さんといっしょに園に帰り、その日の午後、お迎えのちょっと前に園長から電話が入りました。
「今日の個別指導であったことを教えて欲しい。同行した担当の保育士が、ずっと泣いている。」
 指導者が差別的な言動を何度か投げたというのがその理由なのだけれど、じゃあおかあさんは?と聞くと「普通にしてた」と答える。親が普通にしてたことをなぜあなたがそんなにも泣くのかと聞いても、くやしかったとただ泣くばかりだ。どういうことだったのか、ちゃんと教えて欲しい。
 と、そんな感じだったのですけれどね。
「ああ、あの先生はそうなんです。泣くのが当然のような発言を時々するんです。泣かされている親はたくさんいるんです」
 ではあなたは?と問われるので、あの先生は保護者にはきついが、子どもには優しい、そして指導は的確だと思うし、普通の療育機関ではなかなか得られない方針と指導が受けられる。それに比べたら、時々痛烈な意地悪としか思えないようなことを言うのは、まあ、たいしたことでもないや、という心境になっているんです、と。
 この指導者に対しては、「アンタの人格に頭なんて下げるモンか」と思ったことも、正直、ある。でも、のちに別の親しい指導者から「初見の生後10ヶ月の段階では体中の筋肉がぐにゃぐにゃで、正直、これは大変だなと思ったし、とてもじゃないがその時点で親にそんなことを言えなかった」と聞いた状態だった娘、きれいな足の筋肉が備わった現在を作ったのは、紛れもなく、この指導の責任者であったこの方だったと今は思っています。自然、感謝で頭は下がります。
 泣かされる発言、とはね、「どうせこんなことできやしない」とか、「やったって無理」とか、まあ、そういう類のもんなんですよね。希望というものを持たせない、打ち砕く、的な発言の数々でしたね。長い目で見りゃ、現実的な将来を考える頭を持て、ってことだったのかなあ、なんて思ったりもします。
 と、まあそんなこともあるんですよね。なんてこともね、追加しておきたい。