母の硬膜下血腫の手術が、今日行われた。
開始予定時刻は15時30分。14時30分には来て下さいとのこと。事前に「手術準備があるので面会はできない」との説明は受けたが。行ってみたらふつうに面会できた。手術開始で移動する時刻になるまで、病室でいっしょに過ごした。
「局所麻酔で頭に小さな穴をあけ、そこに管を入れて洗浄する」
いや怖いんですけど。母もその説明を受けていたが、なんか落ち着いて受け入れていた。血圧も上がってない。入院初日はいろいろ怖がって血圧が上がっていたので、動揺は血圧で推測できる。
術後一日は頭に管が入っていて、ベッドで動けない。それで紙おむつになるとのこと。尿道に管でなくてほっとした。
ひとつずつ超えていくこと。母はこの境地に立っているようで、昨夜もよく眠れたそうだ。今日の担当看護師さんが「好きなひと」だったことも大きいと思う。
予定時刻に10分遅れて、手術室に移動。いっしょに手術室までいく。待機室などは特に無く、病院内で待機。終わったら携帯に電話がくるので、それから手術室にきてください。医師説明があります、とのこと。
じゃあねと母と別れ、売店のイートインコーナーでコーヒーを飲む。そこからオーストラリアの姉とやりとりをする。
1時間と少しで電話が鳴る。医師説明は「予測通り、血腫の量は少なかった。60cc程度」。「血液とか見るのは大丈夫ですか?」と質問されてから、容器に入った液体を見せてもらう。
ベッドに寝かされた母と対面。にこにこと元気そう。医師に「せんせいありがとう」と言いながら、医師の腕にさわる。この医師は、患者とちゃんと目線を合わせて話す。わたしに説明をするときでも、母に向き直ってまた母に説明をし直したりする。よい医師だと思う、ありがたい。