リツエアクベバ

satomies’s diary

研修参加

こちら、行ってきました。

jdss.or.jp

非常にボリューミーな内容で、渡されたプリントのパワーポイントのページ数がやばい量でした。

もろもろいろいろあるのだが。
大きく印象に残った話。

ダウン症自閉症は対極にあるように言われるが、同じようなものかと」
という話。
演者の菅野先生は、手にしたマイクをおいて、両手で大きくジェスチャーをされた。
下の方で両手を合わせて、大きな円を両手で描きながら、上の方で両手を合わせた。
これが、ダウン症自閉症の姿だと。両極に言われるような離れた部分はあるのだが、けして離れた存在ではないのだと。

ダウン症の特徴として、社会性に優れているとよく言われるが。本当にそうなのだろうか。実はそうしたことを研究した論文は存在しない。
パーソナリティ研究では、「ひとなつっこい」「陽気で朗らか」「情愛深い」「社交的」とされている。しかし社会性の研究においては「対人反応の弱さや困難さ」の問題が多く、それは児童期以降に増加していく。

例として言われてみれば、うなづけるところは多い。乳児期は反応が薄く、幼児期には「けんかをしない」。つまり同年齢のこどもに比較すれば、対人の関わりが薄い。ここは、大人の都合の良い解釈で「平和的」とされてきたことかもしれない。

そうしたことを発端として、研修の内容は濃さを増していくのだが。
とにかく、「わかっていたつもりであったことも、別の側面からみることで自分の無知を知る」という体験だった。