リツエアクベバ

satomies’s diary

断捨離2

寸胴鍋を捨てた。

この鍋で、パスタや麺類をゆでたりカレーを作ったりしたなと思う。

すっかり出番がなくなったのは、圧力鍋を使うようになったことと。姑の鍋を使うようになったからだと思う。

結婚して、夫の実家の台所に入るようになって。姑はいつも同じ鍋を使っていた。サイズがいろいろの、同じ色の軽い鍋。
姑が亡くなってからか、その前からか、その鍋が台所から姿を消した。

義妹に、「あの鍋が欲しい」と言った。「使わないから持っていって」と大中小で出てきた。ああ。と思った。懐かしかった。
使わなくなった理由は、キッチンをリフォームした時にビルトインタイプの三口コンロになった。三口コンロだとこの鍋は大き過ぎて使えないのだと言う。

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姑が使っていたとき、このシリーズで、まだ小さいものはあったなあと思う。それは処分したのかもしれない。義妹はピカピカのステンレスの鍋を使っていた。

いや、しかし。この姑の鍋は優秀すぎる。なんせ、軽い。そして、いったい何十年使われてきたのかというすごさだと思う。それと、やっぱりいいなあと思うのは、この鍋を取り出すとそこに姑のお煮しめが見えてくることだと思う。

うちの寸胴鍋にも、そこに思い出は見えるのだが。実際、出番は姑の鍋が勝ち。流し台下の片付けの断捨離で負け。
今日は金属系のゴミの日で、寸胴鍋を連れていった。「今までありがとう」と言って置いた。バイバイ、と言って帰った。ありがとう。