リツエアクベバ

satomies’s diary

年寄りと年寄り

アート好きな母は、年賀状でアートをする。ずっと版画を彫り、一枚一枚自分で年賀はがきに印刷していたのだが。「刷ったものをスキャンして、画像にして印刷するよ」とわたしが提案して。もう何年も、そうやって作っている。

最近では、切り絵になった。版画を彫り上げるには集中力が続かなくなったと。

先日今年のアートをもらってきた。切り絵二種。今日スキャンしてデータにした。

あーあ、と。あーあ、と思った。まただ。

わたしが悪いよなと。作品作る時に、言わなきゃダメなことだったんだ。しかし、ほんと、毎回だよなと。毎回だからこそ、わたしが言わなきゃならないのに。わたしが大変になるのに。あーあ。

母は、版画でも切り絵でも、紙いっぱいに作品を広げる。それがさ、困るのよ。
スキャンして画像にして。年賀状アプリで背景にして。そのときに微妙に周囲に線が入ってしまう。透過したりして、印刷に線が入らないようにするんだけれど。紙ギリギリだと、本当にやりにくい。余白、ほしいのよ、もっと。ほんの少しでいいんだからさ。そうしたら、線が入りそうなところの処理が楽なんだ。

「次はここに余白入れて。紙ギリギリにしないで」

前に言ったのだけれど。
なんか母は、紙ギリギリにしなきゃいけないと思ったとか言って。以前はわざわざ、版画を刷った紙をギリギリまでカットして、わたしが悲鳴を上げたんだった。
そして、何を言っても、一年経つと母の「用紙ギリギリルール」は復活する。

そんなことを、原稿作らせてから思い出す。そんなタイミングで(あーあ)とかやってる時点で、わたしもけっこうな年寄りなんだと思う。

来年はもっとさらっとこなしたいが。事前にそれを言えるほど、覚えていられるか自信は無い。