リツエアクベバ

satomies’s diary

三回忌

舅が入退院を繰り返すようになって。要介護で訪問医療や訪問看護を使いながら、在宅介護の生活を始めたのが1月。眠る時間が長くなり、食が細くなり始めたのが6月頃。そして9月に力尽きた。

葬儀を終え、四十九日を終え、納骨を済ませて。12月に夫が交通事故に遭った。そして翌年の四月にわたしと家族全員がコロナにかかり。平穏な生活が穴に落ちていくような経験をした。そして、九月に一周忌。
そのあとの一年は何事もなく、平和に流れた。

変わったことといえば、去年の六月の終わりに息子が家を出て。わたしたちは息子がいない自宅にすっかり慣れきったことくらいだ。

人を送って、喪の作業を重ねて。だいたい三回忌あたりでひとは、いろいろなことに区切りをつける。そんな時期がきたのだなあと思う。

法要時に供える花を二基。ひとつは「施主」で、ひとつは「親族一同」で。一基11000円。「お持ち帰りどうぞ」と言われて、全部ではないが持ち帰った。お墓に飾る分と、お仏壇と。そしてわたしが飾りたい分と。

一周忌の時より、驚くほど「花の内容」の値段が落ちていた。前回はたくさんあった胡蝶蘭が無く、菊ばかり。百合の数も半減。花屋も不況なんだろうと思った。