リツエアクベバ

satomies’s diary

三年

猫が、3年前の6月13日の早朝に死んだ。たくさん泣いたなあと思う。好き勝手に生きていた猫で、特にべたべたしていたわけじゃない。走ったり、寝たり、そこらにいたり、みたいな存在だった。失って、苦しいほど悲しかった。

三年経った。写真を見て、それから骨壷を袋から出してみた。白い骨壷の蓋にぐるりとテープがはられて密封されている。

あの日、斎場で骨になった。お骨を拾ってくださいと箸を渡されて、骨壷に入れた。いくつか入れたら、斎場のひとが「あとはこちらで」ど、がさがさと骨をすくって骨壷に入れた。それからぴーっとテープをはがして、ぐるっと蓋にテープを巻いて封をした。

白い骨壷を眺めながら、そんなことを思い出した。そうっと骨壷を揺らして、中の音を聞いた。三年経ったな。