リツエアクベバ

satomies’s diary

鯉のぼり

鯉のぼりを、一年中出してる。

鯉のぼりはたいがい三匹セットで。大きい黒、中位赤、小さいのが青。
この小さい青が、1.5メートルくらいなので。家の中で吊るしてあるわけです。インテリア。

子どもが子どものときは、庭にポール立てて鯉のぼりが泳いだ。そんなめんどくさいことをするのはせいぜい小学生まで。あとはしまいっぱなしで。
何年か前に、ふと思い出して。小さいのだけでも活かそうと、吊るしてみた。
家の中で鯉のぼりが下がってる景色を、気に入ってはいるわけです。うちは天井が高いつくりです。

で。近所にでかい鯉のぼりを買った家があって。ちょっとそれを見たら羨ましくなって。あと二匹もどこかに吊るすかと、出してみたらデカすぎた。黒いのは3メートルくらいあった。

物置を新しくしたときに、鯉のぼりのポールは処分したし。なんかどこかに下げるところないかな、と、玄関を出てみたら。
隣家のベランダが目に入った。

以前は大きな庭の一軒家だったところが、更地になって五軒の建売になった。その一番端の家で。幼児の男の子がいる。
そこの家の人とは、ちょこちょこ話をする。

「ピンポーン。あのさ。鯉のぼり、ベランダから下げるとかしてみる?」
「五月終わったら、返してくれていいから」

すっかり乗り気で、喜んでくださったんですが。子どももめっちゃ喜んでた。近所のでかいのを見て、羨ましくなってたそうだ。
でも。「さしあげる気は無い」というのが、伝わったかは不安。

もううちはいらないの。でも、あげちゃいたくはないんだな。勝手かな。