リツエアクベバ

satomies’s diary

昨夜の地震

とても眠くて、ベッドですでに眠り始めていた。揺れた、と思って飛び起きて、娘の部屋へ走った。
夫がテレビを見ているリビングを抜けて、娘の部屋のドアをあけながら、隣のドアを見た。息子はいない、もう子どもじゃない。

娘は飛んできたわたしを見て「じしん」と言った。「地震だね」と言って、わたしは揺れがおさまるのを待った。どん!ではなく、ゆうらりゆうらりと揺れた。ゆうらりゆうらりと地面が揺れ、娘のベッドの脇で中腰になっていたわたしは、乗り物酔いのように気持ちが悪くなった。怖いより、気持ちが悪いから早く終われと思った。なかなか終わらなかった。

以前友人が、「揺れが長いのは、遠くの震源地で大きな地震が起きている時だ」と言っていたことがあった。東日本のときに「阪神淡路がそうだった」と言って。ゆうらりゆうらりと長い揺れが終わった後に、どこかで大きな地震なのだと怖くなった。

揺れがおさまったので、「終わったね、おやすみ」と言って娘の部屋を出た。夫と「長かったね」「鳴らなかったね(緊急地震速報)」など話して、ベッドに戻った。友人とのグループLINEがかしましく動き始めた。速報のニュースも入ってきて、宮城と福島で大きな地震があったのだとわかった。

気づいたら、息子からLINEがきていた、「そっちは大丈夫?」。
ちょっと前に夜に地震があったときも、息子からそんなLINEが来て。次は必ずわたしから入れてやろうと思ったのに、また息子に先を越されてしまった。

大丈夫だ、そっちはどうかなどとやり取りして、「あのさ」と。「かーちゃんは13を買ったんだ」。
「マジか」と答える息子に、「マスクで使える顔認証のIOSの配布が始まった、やった?」と聞く。「やった、あれは神だ」と返ってくる。ほんとそう。

息子より先にLINEを入れた宮城の友人から、返信がくる。津波を経験している年若い友人で、今もその地に住む。かなり揺れたが無事とのことに安堵する。「揺れの前に地鳴りが聞こえた。地鳴りは地震がくるとすぐわかる」と。3.11からの経験だそうだ。

以前、ラジオごしに地鳴りの音を聞いたことを思い出す。web日記、便利。

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地鳴り音。
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