リツエアクベバ

satomies’s diary

野良猫

最近、野良猫を見なくなった。耳をぱちんと切った「保護猫団体のひと」とかが不妊手術をして放した地域猫はいた。時々のそのそとそこらを歩き、にゃあとか言っていた。急に見なくなったのだが、なんかケガをしていたとかなんとか近所で聞いた。
毎朝餌をやりにきていた女性がいて、このあたりのひとではないのでその人が手術をした系の人なのかもしれないわからない。
ケガをしたからまた治療のために連れて行きでもしたのかとか、死んだのかとかわからない。愛嬌のある、ブサかわいい雄猫だった。

そうして道端で猫を見なくなったなあと思っていたら。最近、うちの庭を通り道にするように歩いていく猫を見るようになった。子猫ではないが、まだ子どもだなと。

今日、その猫が歩いていくのを見かけた。まだ小さい体なのに、腹が膨らみぷらぷらと揺れていた。妊娠している。

「不幸な猫を増やさない」ために、捕まえて不妊手術をするということらしいが。カラスや鳩は野生を許されて、猫は野生を許されなくなったと。そういうことだ。そのために野良リスがやたらと増えて困っているのだけれど。

そんなことを思いつつ、ぷらぷらと腹を揺らして歩いて行った若い猫の無事を願う。