リツエアクベバ

satomies’s diary

息子さん

息子は年末はいつ戻るのかと、夫がわたしに聞く。「言ってこないし、聞いていない」と、わたしが答える。

いつ来るのか、いつから休みなのか、いつまで休みなのか。

横浜ではなく都内に住んでいた時の、舅姑のこの質問がすごく嫌だった。休みになったら「自分の家」でまずくつろぎたいし、「自分の家」でやることもやりたいこともある。そういうことを思う自由を奪われる感じでものすごく嫌だった。

舅姑が、とは言わずに、わたしはその手の質問がすごく嫌だったから聞いてない。あの子が自分で決めるでしょと、夫に言う。

すごく嫌だったから、と言う時に、夫が(ああ)という顔をするから、ああ彼も嫌だったのかと思う。

「仕事おさめの日があって。休みになったらまず自分の部屋でゆっくりしたいだろうし、したいこともあるだろう」「まあ、それで本人が決めることだ」。

そうそう、と思う。そういうもんだ、と思う。

自室をいつもぐっちゃぐちゃにしていたけれど、一人暮らしを始めたらシーツの洗濯がどうのとか、タオルケットの洗濯はどうのとか、どことかの掃除はどうのとか、非常にマメに家事をしているらしい。
きっと暮れの片付けや掃除などマメにしたりしているのだろう。以前はわーわー言われながら30日あたりになんかするくらいだった。家を出るということは、ちゃんとやるものだね。大人になる。