リツエアクベバ

satomies’s diary

息子の肌

家族でわたしの実家に行ったら、わたしの母が息子に「あら、イケメンになった」と言った。

ああ、と、わたしが受けた。この子、肌がきれいになったんだよ。それから息子に言った。肌がきれいだ、自分で顔洗って肌の調子がいいのがわかるでしょ?

ああ、と、息子が言った。この間、髪を切りに行ったときに言われた。自分でもわかる。

息子は花粉症で、アレルギーの鼻炎がある。スギにもイネ科植物にもブタクサにも反応する。アレルギーチェックではハウスダストも出た。

草も木も周囲に山ほどある環境から、街中のマンションの4階に住まいをかえた。やたらと自室が汚かった子が、自分の城では掃除や洗濯をまめにするらしい。鼻の調子も肌の調子もとてもよくなった。

元から肌はきれいだったでしょ?と、息子の祖母であるわたしの母が言う。わたしと息子は一斉に、ぶんぶんと首を振る。
中学に入ったくらいからニキビがひどく、けっこう長めに皮膚科に通った。ニキビケアの洗顔フォームや化粧水を買い。その延長で、きちんと基礎化粧品を自分で揃えていった。よくあそこからここまできたなあと思う。