リツエアクベバ

satomies’s diary

初回ワクチンの日

なんだかんだと調べ、夫の初回の様子をうかがい。「既感染者のワクチン副反応」の情報を集めて、娘のワクチンに臨んだ。この不可思議な病気の、歴史の浅いワクチンの、その副反応を言語化してどこまで娘が伝えられるかと。

結局のところ、娘には強い副反応は現れなかった。初回に微熱、2回目は微熱も無し。腕を上げても動かしても、特に表情を変えず、痛いかと聞けば「いたくない」と答える。あとはにこにこと「ちゅうしゃ、がんばった」と「なおった」を繰り返す。

さてわたし。注射も医療行為全般も、とても苦手な弱虫。非常に緊張して初回ワクチンに臨んだが。「あれ?」という間に終わった。毎日毎日テレビで見せつけられていたあの、腕に小さな注射器でグンってやつは、本当に一瞬で終わった。

今日の午後、息子といっしょに受けに行った。そこそこレアな接種の形かと思うが「町内会の回覧で募集されて、町内会館に医師が来て接種」だった。

「事前にポカリスエットやOS1を飲んでおくと、副反応が出にくい」
出所のわからないこの噂を、どう思うかと息子に聞く。そんな誰が言ったのか都市伝説かとぎゃーぎゃー言う。ふうん、わたしは飲むけどね、と言うとオレも飲むと言い。娘と三人でOS1のパウチのゼリー飲料をちゅうちゅうと吸う。暑い日によく冷えたゼリー飲料はうまい。

そうやって備えて、緊張して、徒歩数分の町内会館に指示された時刻に行き、あっという間に接種は終わった。

副反応を話題にしながら、痛いか、まだ痛くないか、とか息子と確認し合う。隙を見て息子の腕の接種箇所を思いっきりひっぱたく。息子がぎゃーぎゃー怒り、わたしはおかしくてたまらない。娘がきゃっきゃと笑う。

夕食時に今日はアルコールは駄目だねと言いながら、ノンアルコールビールをがんがん飲む。

8時過ぎくらいに息子が「腕が痛くないか」と聞いてくる。たいして痛くもないのだが、腕を上げると痛みがわかる。息子はもっと痛いと言う。へー、とか言ってると叩いたからだと文句を言う。

10時頃に痛み止めを飲んでもいいのかと聞くので、けっこう痛いらしい。わたしはそうでもない。ふたりとも熱は出ない。明日は発熱があるのかな。