リツエアクベバ

satomies’s diary

ぬか床

なんとなく始めたぬか床が、いい感じに育っている。漬ける野菜が絶妙にうまい。

姑がぬか床をもっていて。あれ結局どうしたの?と義妹に聞く。
「カビを生やしてしまって処分した」
姑が生きていた時に、だそうだ。長年育てていた味だったが、舅と姑と義妹の三人になったとき。ぬか漬けを好んで食べるのが姑ひとりだったからみたいだ。残念だな、と思う。

母もぬか漬けは作らない。わたしのぬか床はいい感じに発酵して、よい味を出しているのだが。
そもそもぬか漬けってどんな味だったっけ、とふと思う。

買い物のときに「ぬか漬け」と書いてあるパックを買った。
糠にまみれたキュウリが3本。
ぬか漬けの味はするが、塩分きつくて驚く。おれのぬか漬けのほうがうまい。

昔のぬか床が冷蔵庫無しで夏を越せたのは。台所が今ほど室温がが上がらなかったからだろう。
ホーローの深い寸胴鍋をぬか床にしているが、もう少し暑くなったら容器をかえて冷蔵庫かな。