リツエアクベバ

satomies’s diary

母とワクチン

金曜日の午後、母に電話しようと思っているうちにばたばたと夜になり。気づいたら9時半だったので、翌日の午前中に電話を入れた。

5月28日の金曜日、母の一回目のワクチン接種だった、東京都世田谷区。どうだった?

会場のいたるところにスタッフがいた。1メートルにひとり、くらい。エレベーターに乗せてくれる人までいる。
あんなにだぶだぶ人がいるなら、予約の電話やネットの受付にもっと人を回してくれればよかったのに。

ワクチンの予約は、いろいろニュースになっているが。母の予約も大変だったとのこと。電話は繋がらず、インターネットは画面のフリーズやエラーが出て、なかなか予約ができなかったとのこと。予約開始からオーストラリアの姉がサイトにアクセスし続けて、二日後の深夜にやっと予約が完了したそうだ。わたしの退院のタイミングあたりに予約が開始されたのでわたしはこの件は聞くだけだった。

ワクチンうったってあなたに電話して言いたかったけれど。大病したひとに「たかがワクチン」の話でわざわざ電話するのは、なんか躊躇してしまった。

ああ、そんなふうに思うのかと思った。病気の辛さとワクチンの緊張感はまた別物だよねと思う。
幸いなことに、接種後に体になんの違和感もないとのこと。よかった。母の二回目は来月半ば過ぎ。

オーストラリアの姉は、既に一回目のワクチンが終わったとのこと。やたらと眠くなったそうだ。二回目は8月。

しかしあれだよね、と母と話す。最近テレビつけてりゃぶすぶすぶすぶすと、まくりあげた腕に注射器をぶっ刺す映像を、突然やたらと見せられる。
注射嫌いにとって、あの映像やたらと見せられる「今」がすごく嫌だ。あの映像が無くたってワクチンについて語れるだろう、いい加減にしてくれ。と毎日思う。