リツエアクベバ

satomies’s diary

ヒゲ医者

なんだかどこかの偉いお医者さんらしい。よくわからんけど。なんだかすげーヒゲヅラらしい。よく知らんけど。

というヒゲ医者と、ネット上でいつ知り合ったか、きっかけがなんだったかももう忘れた。
ヒゲ医者は、医師らしい近寄りがたさを若干醸し出しながらも、ネット上でとても人間臭く動く男だった。
わたしが最初に接触したのは、彼がネット上に出したデータかなんかについて「横浜はこんなですわよ」みたいなことを直接そっと手渡したみたいなことだった気もするが。それももう昔過ぎて忘れてしまった。

Twitterが一般的になり、ヒゲ医者はTwitterを駆使する素晴らしい存在になっていった。彼の発信やリツイートを、多くの人がありがたがってるのはとてもよくわかる。素晴らしいと思っていた。

そのうちに。ヒゲ医者はNHKの重要な番組に関わるようになり。わたしは映像で彼を知っていくことになる。

今回のこのコロナ。わたしのドラマにこのヒゲ医者は「すげー配役」を無理やり与えられてしまう。

わたしは。コロナに感染し、入院治療に入っていく。この医療体験を、医師であるヒゲ医者に話したくなった。
医師!医師!と呼びかけて、直でやりとりできる道を確保する。医師にコロナ医療を報告するようなやり取りが始まった。

ヒゲ医者は、気の毒な役割を与えられた。結果、ヒゲ医者はわたしが衰弱していく様をリアルタイムで知らされ続けることになった。そして「医師。もうだめだ」という挨拶も受け取らされてしまう。

というログが、ヒゲ医者とのホットラインにありありと残っていて。そこにわたしの命のドラマがあった。今読むと、ヤバさバリバリでマジヤバい。
しかしすげー記録になっており。信頼できる人間がいるということは素晴らしいのだと思った。
復活の方向の情報をかなり早くに渡せたことで、いろいろ勘弁してほしい。

自慢したいことがある。死にそうな中で、わたしのセンスは素晴らしい。今回わたしを応援してくれた人が、わたしのことを「イカしてる」と表現してくれたのだが。
ヒゲ医者とのログで、おれ、めっちゃイカしてると思ったことがある。

もうダメだ、死ぬかもの最後に彼に渡したメッセージがヤバすぎる。
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最後にこれ持ってくるとか、おれ、めっちゃイカしてる。

ヒゲ医者!ありがとうね!