リツエアクベバ

satomies’s diary

織り機

娘の通所。
コロナ蔓延により4月5月と在宅で過ごし、6月の末から週二回から段階的に通所が再開した。在宅時にうちに持ち込まれた織り機が、そのままになっていた。

4月5月と熱心に織り続けていたが、6月あたりでぱたんと集中力がなくなった。同じレベルの製品を手作業で作り出すということは難しいんだなと思った。

ある日ふと、取り返したような集中力で美しく織り。おしまい、と言って織り機にさわらなくなった。そして通常の「毎日の通所」に生活が戻った。在宅ワークではないので、もう織り機は使わないと見向きもしなくなった。

今日、職員さんが織り機を引き取りにきた。織り機を置いていた場所がぽっかりとあいた。なんだか淋しくなった。

かたんかたんと集中して織っていく娘の姿。美しい織物。楽しかったな、と思う。いろいろ考えたりした日々が過去になり、思い出になる。