リツエアクベバ

satomies’s diary

赤ちゃんのママ

いわゆるボランティアとして、赤ちゃんのママと話す。

いろんな人がいる。
いろんなスタートがある。
いろんな人生がある。

赤ちゃんはかわいい。
スタートする若いママはいとしい。

まあいろいろあるけれど、そんなに悪い人生でもないよ。
どんなことを思う自分も、全部ちゃんと覚えておいたほうがいい。どうせ変化する。自分の軌跡を知っておくことはきっと自分の力になる。

そろそろこの役割をおりたいよ、と活動主体の親たちに言う。なかなかこの役割をはずしてもらえない。
でも、もうばーさんなんだよ、わたし。

静かに現実を見ているつもりでも、実はがんばっている自分に気づく時がある。
わたしは。ふと流れた有線の「それが大事」という曲を、なんとはなしに聴きながら。
ああ。わたしはがんばっていたのだ。と、静かにそう思ったんだ。

というわたしのエピソードがある。けっこうな年下の人でも、(ああ、それはあの頃か)と思うところでもある。
でもね、もうそれはそろそろ無理だ。
35歳の母親でも、この曲が流行っていたのは6歳とかそのあたりなんだから。

まあ、たいがい聞くばっかりで。自分の話なんてそうそう出しはしないからいいんだけどね。
ダウン症という事実がなくても、出産はストーリーだ。そのひとつひとつはすばらしく、人生は興味深い。