リツエアクベバ

satomies’s diary

久しぶりの電車

平日に実家に行くときは、行きも帰りもだいたい同じ時間帯の電車に乗る。朝の通勤通学時間より少し遅く動き、夕刻のラッシュが始まる前に戻る。

電車に乗って、座れるかな座れないかな、ああ座れたな。くらいの感じ、いつも。でも今日は行きも帰りも余裕で座席がスキスキだった。通勤通学でない横浜から新宿へのルートは、やっぱり今は人が参加しにくいところなのかなと思う。

行きの電車で思ったこと。座席は大半が「ひとつおき」に人が座っている。座席に余裕があるということなのだが、見事に人のとなりにたいがい一人分があいている。

わたしもとなりの人と一人分あけて座る。そしていくつかの駅が過ぎ。乗ってきた人がわたしの隣に座った。人がいて、空間があって、わたしがいて。その、人とわたしの空間の「一人分あいた空間」に、乗ってきた人が座った。

どの座席もたいがい一人分ずつあいていて。そうやって座るには「満席」だった。だからその人はふつうに座ってきただけのことだ。

でもわたしは、なんか驚いてしまった。一人分ずつあいてたから、その人の向こうの人はゆったり座っていたので、少し空間は狭かったのかもしれない。座ってきた人は空間に腰を押し入れるように座ってきた。そしてわたしの腰にその人の腰の横側がぎゅうっとくっついた。

瞬間なんか、ひぇっと思ってしまって。わたしは反対側の空間に体をずらした。なんだこの、なんというかやなやつっぽい動きは、と自分で思った。

なんかもう、自分の素の感覚が少し変化してきているのかもしれない。と、少し思った。やれやれだ。