リツエアクベバ

satomies’s diary

支援がやってきた

娘の事業所から職員さんが訪問。

さをり織りの織り機と、紙漉きの軽作業と、作業所の日常の写真と、作業所のダンスの時間のCD。

職員さんは娘に「在宅のご協力、ありがとうございます」と頭を下げる。
「しばらくお給料は少なくなります。すみません」と頭を下げる。
「また元に戻ったら、たくさんつくってかせぎましょう!」

頭を下げることでもないのに、ちゃんと大人に対しての挨拶をして、話すんだな、と思った。
娘は戸惑う顔で真剣に職員さんと向かい合い、「また元に戻ったら、たくさんつくってかせぎましょう!」のところで「おー」と手をあげた。

織り機を前に、母はよくわからん。職員さんが「大丈夫です、全部ご本人がひとりで準備からできます」に半信半疑。

そのままなんとなく、織り機には手付かず。どうするのかなと思いながら。夫が帰宅して「おとうさんに見せてあげて」と言ったら、すすすと織り機に向かった。

すすすと織り機に向かい、ぱっぱと使う糸を選び、さささと準備をして、かったんかったんと織り始めた。細かい調整をしながらかったんかったんと織った。おー、おー、とひたすら感動する父にドヤ顔をして見せた。

ダンスの時間のCDの曲を、Spotifyでプレイリストにした。流すとご機嫌に踊る。

先の見えない生活の中で、にこやかな笑顔がたくさん。支援がうちにやってきたことを実感した。