母から電話。母から「ちょっと聞いて」の話。それから、そっちはどんな感じか?という気遣い。
「お見舞いの品を何か送りたいが」
いやいや何もいらないと答える。何かすれば必ず舅はお返しだお返しだと言い出す。入院が続いていて、けっこうな金額の現金が動いている。お返しとかいう現金が動くのは、ちょっとやめといた方がいいと思うと答える。
そのかわりさ。と、母にお願いをする。舅の介護にがんばっている義妹に、ちょいと甘いもんを送ってくれないか。
よしわかった、了解だと母が言う。お見舞いだとかなんとかじゃない。女の人が女の子に労いの気持ちを渡すようなもの、お返しとか考えずに「ありがとう」と言えばいいものの類。
頼んだもの、ちょっとずつ食べられるすてきなチョコレート。