リツエアクベバ

satomies’s diary

介護食

舅、退院して好きなものが食べられるのがとてもうれしいらしい。食べたいと思うものでも食べられないものはたくさん増えた。例えばポテトチップスやおせんべい。食べるものにとろみをつけて飲み込みやすいようにしなければならない。という状態でポテチや煎餅はそれは無理だ。

「あー、それはもう食べられないね」

なんて言い方はできない。簡単には言えない。

90超えてるんだからそういうことがあるのは当たり前だろう、というのは簡単だけど。本人にしてみれば、今までよかったものがダメになるのは、それは「障害受容」だよなと思う。

そんなことをいろいろ思うのだが。舅は帰宅して居間でお茶を飲んですぐ「チップは?」と言う。ポテチのことを舅はチップと言うのだが。食べられるもの食べるのが難しいものの話はたくさん医療側からも家族からもしたのだけれど。

「あー、家に帰ってきた。さて、チップは?」

というのを聞くのは、もうなんか、そうだよねと思う。ダメなんだけど。

そんな中で。キューピーさんはよい仕事をしてくれてありがたいなあと思う。

「おとうさん、わたし買い物に行くのよ」
「あー、あれ、あれが食べたいんだ」
「わかった、買ってくるね」

退院する前に義妹がいくつか買っていた介護食のシリーズで、もうお気に入りができたんだそうだ。こういう製品を作ってくれているのは、本当にありがたいと思う。

www.kewpie.co.jp