リツエアクベバ

satomies’s diary

自費出版

今年の年賀状を再読していて。「本が出版されるので、書店で手にとってみてください」との一文があり。ああ、そうだった。この一文を見てうーむと思ってほぼ一年が過ぎたんだったと思った。

Kindleで安かったし、読むか、と買って読んだ。「読みました」と書いて返したら喜ぶかなとも思った。それで読んだ。うーむ。

文芸社だ、要するに自費出版だ。いくらかかったのだろう。自費出版のヤバさは一時ネットで話題になっていたが、そうした情報とは無縁なタイプの方だった。

感想としては。この人が書いたこの文章、同じテーマの本をこの人は読んでいないだろう、ということ。
書きたくて書くのに。なぜ同様の文章を読まないのだろう。読んでいるとしたら、申し訳ないけれどもこの文章で出版をしようという考えは理解できない。

印刷屋に行ってプリントして簡易製本なら、あまりお金はかからないと思う。それで読んで欲しい人と直接繋げればいい。
でもそれではだめなんだろう、売れないし。出版社が値段をつけたということが大事なんだろうか。

結局、読んだけれど特にこの方に「読んだ」とは知らせられなかった。どうだった?と聞かれたら、とても困ると思ったので。

自費出版ビジネス、すたれないんだろうな、と、漠然と思う。ちょっと怖い世界だなと思う。