リツエアクベバ

satomies’s diary

ゴッホの映画

昨日、ゴッホの映画を観てきた。午前中のパートを終え速攻で桜木町へ行き、上映後また速攻で帰った。文字通り映画のための外出。

ゴッホの絵が好きだ。夜のカフェテラスとか星月夜とかの有名どころも好きだけれど、ひまわりじゃない花の絵も好きだ。何がどうとかわからない。独特の黄色っぽい感じも好きだ。
lPhoneは猫の顔の写真で開き、自然の中の猫の写真を見ながらアプリを開く。iPadゴッホの絵で開き、ゴッホの絵の上でアプリを操作する。電子書籍で画集を買ったからいろいろ替えられる。

昨日の水曜は動けそうだったから行こうと思った。たぶんこの日以外無理だと思った。上映館も少ない。封切り第1週目じゃないと上映時間も限られてくるだろうと思って急いだ。

神奈川での上映館は6箇所しかなかった。13時40分からの上映回を11時頃にネットで席を抑えた。このタイミングで席の半分は埋まってた。桜木町にある横浜ブルク13というシネコンで一番小さいシアターで、座席数は87しかない。入ってみて驚いたが満席だった。平日真昼間の上映回で両隣にきっちり人が座っているのは、初めての経験だった。レディースデーだからか?いや男性もいっぱいいたし。ああシニア料金だとレディースデーは関係ないのか。単独の客も多かった。

映画を観るときはたいがい一人で行く。ポップコーンのカップを抱えながら観るのもいつものことなんだけれど。単独大真面目みたいな人が両隣にきっちり座っていて、ポップコーン食べるのが不謹慎みたいでそうっとそうっと食べた。

ピアノの音楽がなり続け、セリフも無い、ゴッホと自然だけの映像のシーンが冒頭に多く。右のほうからオヤジのイビキが聞こえてきてうるさかった。うるさかったけど、少し理解できる。カメラワークが酔いそうになるし、集中力が欠けると一気に眠くなりそうではあった。要するに、ゴッホが好きじゃないと厳しいと思う。あのイビキの人がどうなのかはわからないけど。

「人生は種蒔き」「収穫期ではない」「生まれてくるのが早かったのか」
後半でゴッホがこうした話をするシーンではらはらと涙が溢れ、そんな自分に少し驚いた。「あなたの絵は不愉快だ」「あなたの絵は醜い」こんな言葉の中でひたすらひたすら絵を描き続けて。死んでからの展開は本人にはわからない。でも、本人自身が肯定できていた部分もあったのかもしれない、という視点にわたしが助けられたような気がした。

しかしなんだな、と思う。両隣きっちりとで、なんか泣いたのバレたくないわな。

自然の風景が、という話だったから映画館で見なくちゃと思ったけれど。あとでまたDVDでゆっくり観たい。予想通り、来週は桜木町の映画館では日中の上映は無し。急いで行ってよかった。

gaga.ne.jp