猫が死んで12回目の水曜日。今日も水曜日のネコを飲む。水曜日が来るのが早くなったような気がしなくもない。そうやって人は現実に慣れていく。
昨日、言われちゃったよ。息子さんに。「猫カフェ行ってくれば？」って。「いやだ」って言ったけどね。だってそこにいるのは猫だしね。あの猫じゃない。
また猫を飼うのか。いやもういい。生き物飼ったらまた末期の哀しみの日々を過ごさなきゃならないんだよなあと思う。
送った哀しみより、もうすぐ死ぬのかって辛さの方が、やっぱり辛かったかな。
日々慣れていくけれど、ふと思い出したり思ったり。水曜日にたくさん思ったり感じたりしていいよ。と、わたしはわたしに言う。
「水曜日のネコ」があって。美味しいビールで。よかった。
