リツエアクベバ

satomies’s diary

ほんとのほんと

自分はこう思ってるんだとかわかったふりとかわからないふりとか、気づかずに流れていく時間とか。生きているとかそんなことの繰り返しばかりで。

ふと立ち止まって自分のほんとの気持ちに気がついてしまったり。人と接していたり話していたりするときに、あれほんとの気持ちを口から出ていくなと思ったり。
そういうときって、涙が出るよね。胸がつまって涙が出て。ああそうかと、自分のほんとに気がついたりする。

大人になって、自分の子どもが大人になるようなくらい年をとって。閉じこめていた自分のほんと、みたいなキラキラしたものも少なくなってきたけれど。
テレビのドラマを見ていて「ほんとって、涙出るよな」と、改めて思った。その役柄にちゃんと「ほんと」を積み上げてきた高橋一生もすごいなと思った。
「好きだった、しあわせにしてやりたかった、できなかった」
「凪のお暇」の第7話のラストシーンなんですけどね。この3つの言葉の爆発力はすごかったね。

「ほんと」で涙が出ることはそんなに多くはなくなったけれど。子どもが大きくなってからライブ行ったときは。その日の朝、涙が出たわ。「あのね、ずっと行きたかったの」って口に出して言った時に。
あらわたし、ほんとに行きたかったんだわ、知らなかった。って、もうひとりの自分がてへぺろだったけどね。