リツエアクベバ

satomies’s diary

ドアホン

今日、髪の毛をヘナ染めしていたらピンポンが鳴った。いつもはすっ飛んでいくが今日はすぐ出られる格好をしてない。旧式のインターホンに「はい」と言っても反応が無い。また鳴ったのでどうにか人前に出られる状態にして出たら義妹がいた。あら、いつもはピンポンした途端にドア前でねえねえ言ってるからすぐわかるのにどーしたどーした、と。いや庭かなと思ってあっち見に行ってたとかなんとか。

ねえ。ちょっともう一回ピンポンしてよ。なんか「はい」とか言うやつ、うまく動いてないと思う。
わかった、ちょっとやってみる。

ピンポンピンポン
はい、はい、はい!
もしもし! 聞こえる?ねえ聞こえる?

オバはんが二人してそれぞれの持ち場で叫んでるだけだった。ピンポンは鳴るみたいだけど。だめだね、新しいの買わなきゃね。22年前に転居してきて、最後の現役電化製品だったな。

しかしインターホン機能、実際に使ったのはたいした回数じゃない。転居してきたときに舅が「あの、声だけで応答するやつは嫌いだ」と言った。そうか、それなら使わなくていいやと思った。当時のドアホンはモニターついてるの無かったし。あったのかな、忘れたわ。とにかくほとんど使わなかった。まれに使って相手が舅だったりしたしね。

舅はもう、ひとりでは動けない。舅がひとりでピンポンすることはもう無い。そんなことになったなあと使ってみればもう壊れていて使えないとか。まあそれだけ歳月は流れたんですね。週末に新しいドアホン、買いに行きます。