リツエアクベバ

satomies’s diary

6回目

猫が死んで6回目の水曜。数日前から水曜日のネコが冷蔵庫で待機。ああもうすぐ水曜日だなと思いながら冷蔵庫に入れた。
飲んだあとの缶が、なんとなく捨てられない。

最初の缶は、キコキコキコと缶切りであけて、すりこぎ棒をたてて入れた。
自分で食べられなくなった猫にすりつぶしたドロドロのフードを抱きかかえて食べさせた。そのフードを作っていたすりこぎ。

ちゅーるを入れてお供えの容れ物にしたものもある。
アジサイの花が入れてあるものもある。ゆっくりときれいにドライフラワーになるように。
季節が変わってアジサイの花が消えていくことに抵抗しているような気がする。棺にいっぱい入れたアジサイが終わっていくのがイヤなんだ。アジサイがいっぱい咲いてた時には生きていたんだと思うんだ。

6回目の水曜だ。事実を受け入れているのだけれど。あの猫のことを考えない日は1日も無い。