リツエアクベバ

satomies’s diary

参議院選

参議院選、行ってきました。
娘は、もう娘なりにベテランで投票行動は慣れたものになった。
わたし自身の緊張は、まあいつものこと。

選挙に行こう。自分の名前が書かれた紙を持って、出身小学校の体育館に入る。
娘は受付で名前を呼ばれて確認され、大きな声で返事をする。わたしは「支援お願いします」と声をかける。
待機されている方が二人、走り寄ってくる。

「指差しですか?」

今回初めて言われた。指差しで指定する候補者名や党名を、代筆してくれるということだろう。この方法でやりたい時、法律で認められているとはいえ、これを言って頼むのは心理的にはなかなかハードルが高い。さらっとこう言われるのは、それを選びたい人にはいいことかもしれない。

候補者名と党名をひらがなで書いたカードを渡し「本人がカードから選んで自分で書きます。必要だと思われる支援をお願いします」。
カードの枚数が多いのは、親が子どもの選挙権を利用しているのではありませんという証明みたいなもの。
せまい投票用紙記載コーナーでのカードの扱いの支援やら、カード持ち込みの立会いやらの「支援」。

受付で娘と別れて、わたしは自分の投票をしながら振り返って娘を見る。支援の人はカードの手伝いをしたらすぐに娘から離れた。娘はさらさらと投票用紙に書き、用紙を投票箱に入れた。
いつも思うんだけど、箱に入れる時すごい誇らしそうなんだよね。「大人」をかみしめてるのかしらね。わからないけど。

とにかく。
知的障害者の選挙には賛否両論、複雑なところはあるのは事実。
ただ。今回もわたしは娘の選挙権を奪わないという選択。
この選択に対してのわたしの意志は、年々強くなっている。

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