リツエアクベバ

satomies’s diary

土曜日


土曜日(6月15日)

天気予報は大雨。朝から雨。
前日の金曜日、amazonで発注したデジタルフォトフレームが朝9時に届く。早い。パソコンを立ち上げクラウドに入れた写真から猫をピックアップしていき、SDカードに落とす。

猫が死んだら箱に入れるのか、箱はどうするのか。そんなことは考えていたが、骨後のことなど全く考えていなかったなあと思う。そんな余裕は無かった。箱も義妹が吟味して美しい箱をもってきてくれた。

骨壷に入った猫と家に帰り。ああ居場所作りかと。古いiPadのロック画面が猫で、それをもってきて。あースライドショーに、あーデジタルフォトフレームとか、あーamazonで、あーこれ買おうとかのバタバタ。
かなり昔のSONYの旧モデル、悪くない、充分。

娘。ここのところ娘に伝えていたこと。
「ぷっちゃんは病気」「ぷっちゃんはもうすぐ死んじゃう」「ぷっちゃんは今日は死なない」「ぷっちゃんは今夜死んじゃう。さよならして寝なさい」「ぷっちゃんは死んじゃったの」。

娘が見て、感じて、理解している事実にひとつの決着をつけなければいけない。
「今夜はお寿司だよ」。
他人が聞いたら滑稽なことかもしれないが、葬儀の後の寿司や和食が娘の中の理解の流れの一つになっていることは事実。
常にどこか情報難民になってしまう娘の理解と経験に、そうやって決着をつけていく。

雨が強い。大手スーパーに行き、寿司を買う。
買い物客が溢れる大手スーパーの食品売場で、悲しく悲しくなる。ただひたすら悲しくなる。涙が出そうで、喉の奥が痛い。
父の日なんとかで、よいネタの寿司がいい値段で並ぶ。かごにぶち込んでいく。今日のおかあさんは気前がいい。数字を考える思考能力が無い。

あ。と思う。あれだ、あれを買わなくては。
突然アルコールの売場に行く。あった。わたしはこれが欲しかったんだ。
水曜日のネコ
木曜の朝、死んだんだけどね。水曜日は生きてたんだよね。

yohobrewing.com

夜、体がくたくたで早めに休む。夫に「ぷっちゃんは1時に寝て5時半に起きるから」と言って寝る。フォトフレームのオンオフ設定。